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ベトナム戦記 開高健

ベトナム戦記 (朝日文庫)ベトナム戦記 (朝日文庫)
(1990/10)
開高 健

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有名であるのに手を伸ばしていなかった作品。
だいたい名前をずっと間違えていました。
この歳になるまで開高健(かいこうけん)だと思ってました。
自分的にはかいこうけんの方がごろがいい^^

本書には、日本人と良く似たベトナム人の様子が丹念に書かれています。
寡黙で人懐っこくいじらしい人々。北も南も他国に翻弄され悲劇です。
声も上げず、呻きもせず、ひっそりと死に行くベトナム兵。

全滅に近い打撃を受けた月夜の道で、政府軍の中学生の様に小さいベトナム人将校が開高に
「I am very sorry」と謝る場面がある。「どうしたんです?」と開高が聞くと将校がポツリと
一言「My country is war」と呟く。
胸を打たれました。人間は本当に小さく儚くいじらしい。

ベトナムに飛び込んだ開高が感じたままをルポした作品ではあるけれど
限りなく文学的です。

お勧めします!
一読されたし。

輝ける闇もよんでみます。
そういえば開高健は1930年生まれ。
私の父とほぼ同じ。
戦時中、勤労動員時に機銃掃射を受けた経験も同じ。
大阪と西宮の違いくらいだ。
戦闘機の中で笑いながら機関銃を撃つ米兵の顔を見たと
いうのも全く同じ経験だ。

またこのベトナム戦記のため開高健がベトナムに入っていたのは
1964年。私が生まれた年だ。

私が暖かい毛布に包まってミルクを飲んでいた頃、
さして遠くないベトナムは砲撃音に包まれていたのだ。

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